SSTについて

SST(ソーシャルスキルトレーニング)とは


SSTとは、日本語にすると『社会生活技能訓練』のことです。

人が社会(幼稚園や保育園、小学校など)で生きていくうえで必要となる技術を習得するための訓練です。

 

だいちの園で行われるほとんどの活動プログラムがSSTに当てはまります。『訓練』ではなく、『楽しい活動』や『遊び』の中から習得できるように支援しています。職員がマンツーマンでサポートするので、子どもたちの成長度合いに合わせて『成功体験』を積み重ねられるようにサポートしていきます。

毎日少しの課題(スモールステップ)を用意し、少しずつ少しずつ成長していけるような工夫をちりばめています。

子どもたちの、あたりまえを見逃さずに褒めていきます。

だいちの園での活動内容と習得できる効果


1.荷物を自分で持つ【成功体験】

SSTは登園時から始まっています。車から降りて、子どもが持てる大きさのリュックを背負って登園することで、担当する先生より『褒められる』、自分で背負って登園できなくても、元気に登園できた事を『褒められる』ことから一日が始まります。

  1. 登園シールを貼る
  2. 水筒、タオル、コップ、はみがき、手荷物などを決まった場所へ置く

ひとつひとつの動作がスムーズに行えるように、配置、動線などを工夫することで、子どもたちが『自分でできた』と達成感を味わえるような工夫をしています。

2.フリータイム【解決力・忍耐力】

あえて同じおもちゃを複数用意せずに、自分が遊びたいおもちゃを他のお友達が使っている時に『かして』や『いっしょにあそぼ』など、お友達との関わり方を学べるように支援しています。

遊びの中で発生する『問題』も、担当する先生と一緒に解決していきます。

3.朝のプログラム

集団での活動となるため、自分のペースだけでなくみんなで楽しくプログラムを行えるように支援しています。

  • お名前呼び 【成功体験】
    椅子にしっかり座り、元気良く『はい!』のお返事が出来る子、小さな声で『はい』のお返事が出来る子、手だけあげれる子、タッチが出来る子・・・それぞれ違いはありますが『できたね』と褒めれるように工夫しています。
  • 手遊び 【言葉の認識と感覚】
    手遊びには、とても重要なことがたくさん含まれています
    • コミュニケーション能力の発達
      子どもたちになじみのある歌や興味を引くような名詞がたくさん入っており、繰り返し歌うことで『言葉の認識』につながります。
    • 身体の様々な発達を促す効果
      『見る力』や『まねをする力』だけでなく、リズム感や左右の指や手を同時に動かすことにより『遊び』ながら感覚を習得できます。
  • 楽器あそび 【選択と忍耐力】
    お友達を意識出来るように楽器配りをしてもらいます。
    『楽器の選択』では、自分が使いたかった楽器を先に取られてしまっても崩れずに『がまん』出来たことを『褒められ』忍耐力を学びます。
    また、純粋に音楽を楽しみ、手遊びと同様の効果があります。
  •  マッサージ 【感覚統合支援やボディイメージの獲得】
    SSTとは違いますが、あまり動かすことの少ない部位や自分で見えない所(イメージしづらい個所)をマッサージすることで、ボディイメージの獲得につながります。
  •  シーツブランコ 【感覚統合支援や忍耐力など】
    順番を決めて、自分の番までしっかり待つ事や季節に合わせた歌を歌いながら待ちます。
    〈シーツブランコの効果〉
    前庭感覚(揺れやスピード、平衡感覚)を働かせることで、頭の中がスッキリとした感覚を得られます。
    シーツにくるまる安心感や安定した姿勢の中で、揺れそのものを心地よく楽しむことができます。

4.お散歩、公園遊び、夏はプール

お散歩や公園までの歩く順番など、本人の希望通りにならないこともあるので、『がまん』忍耐力を養う経験になっていきます。

公園では、遊具の遊び方や順番など学べることがたくさんあります。

5.昼食【成功体験】

(園児弁当もあります)

食事の場面にもたくさんの重要なことがあります。

  • お弁当、給食の準備
  • 待つこと
  • 食べ方(食具の使い方)
  • 手の添え方
  • いろいろな食材を知ったり、見たり、 においをかいだり...
  • はみがき、うがい

少しづつ出来るように、スモールステップで支援していきます

楽しく食べることで成長を後押しします。

6.帰りのプログラム

  • 課題遊び 【成功体験や感覚統合支援
    前に出て、指先をつかった課題や生活に関する課題などを必ず成功できるように先生がサポートして行います。

    〈指先を使った課題〉(一例)
    ・スーパーボール入れ
    ・缶積み
    ・ビーズ通し

    〈生活に関する課題〉(一例)
    ・色水そそぎ
    ・タオル干し
    ・ボタン通し
    ・洋服たたみ
  • 読み聞かせ 語彙力や集中力】
    想像力や集中力、言語能力が高まり、感情豊かになるなどの効果が期待されています。
    生活に関連した絵本ならば、イメージしやすくなりますね。

最後に


一日の活動の中に、SST(ソーシャルスキルトレーニング)だけでなく、ABA(応用行動分析)、感覚統合療育などさまざまな支援を取り入れ、子どもたちが楽しく遊びながら成長できる仕掛けをたくさん用意しています。

 

だいちの園で力を入れていることは「褒めること」。

簡単な事ですが、あたりまえを見逃さず褒める!なんでも褒めるのではなく「強化」してほしいところを集中的に褒めていきます。良くないところは、大きく反応しないで「消去」できるように支援していきます。

 

ご質問やご相談などがございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。

ご見学も随時受け付けています。